HAKODATE SLOW MAP



スローマップってなに?
 

プロジェクトスケジュール 2003/1/21 up

 

●ハコダテ スローマップのコンセプト

ハコダテ・スローマップは、今まで函館というマチにはなかった、新しいタイプの都市情報マップです。
北海道の中でもっとも歴史があり、多様で豊かな文化を抱える函館。ですが、ここに暮らす私たちは、マチの持つ魅力や可能性を十分に知っているでしょうか?もしかすると、見過ごしてしまっていることや忘れてしまっていることも少なくないのではないでしょうか?

スローマップでは、函館というマチがもつ隠れた魅力や特徴を「スロー」というキーワードに集約してみようと考えています。ふだん見過ごしがちな環境のgood(いいところ)やbad(わるいところ)を、「ゆっくり」「じっくり」と発見しながら、それらの情報を地図の上にデザインしていきます。現在制作中のマップ(バージョン1.0)は、ニューヨークからスタートした環境地図づくりの活動「グリーンマップ・システム」による世界共通のアイコン(絵記号)を採用し、誰にでも分かりやすく、親しみやすい地図を目指します。

2003年春には、印刷版とインターネット版の2種類のマップを公開します。ともに、函館で一番歴史の蓄積があり、まさに「スロー」な街並みが残る西部地区から駅前・大門地区にかけてが掲載範囲です。インターネット版では、見に来た人が自分で知っている環境情報を書き込めるなど、みんなで育てられるサイトにしていく計画です。印刷版は、再生紙と大豆インクを使い、環境に配慮したものにします。
来年度以降は、函館市や近郊への拡大を図るとともに、地域の文化資源をデジタル化し多様な活用につなげる「デジタルアーカイブ」や、小中学校などでの合学習のカリキュラムへの応用も検討していきます。

ハコダテ・スローマップは、地域コミュニティの中に隠れている情報を発見し、それを人々の間で共有できるようにする「情報デザイン」の基盤です。この制作を通して、私たちのプロジェクトは、今までは地域内でバラバラになりがちだった様々な領域の活動(まちづくり、ビジネス、教育、福祉.....等々)を結びつけ、コラボレーション(協働)の可能性を試し、未来の函館をデザインしていくための「結節点」を目指していきたいと考えています。

●グリーンマップについて

グリーンマップは、ニューヨーク在住のウェンディ・ブラウアーという女性デザイナーが1992年に始めた、環境マップづくりの活動です。

都市の中で自然が残っている場所やエコロジー活動の拠点、自然食レストラン、コミュニティ農園といった環境との関わりあいが深い場所、あるいは逆に、大気汚染や交通混雑の激しい道路など環境が悪化している場所を、そのマチの住民自身が探索しながら、世界共通基準となる100種類以上のアイコンを使って地図上に情報を視覚化していきます。
これまでに、欧米だけではなくアジアやアフリカも含めた世界180都市以上でマップ制作が進められています。日本では1997年の京都を皮切りに、東京・世田谷、岡山、倉敷などでマップが作られたほか、札幌、横浜、長岡、広島などでも活動が展開されています。

函館でのプロジェクトに対して、グリーンマップの提唱者ウェンディ・ブラウアーさんから、次のようなメッセージをいただきました。
「皆さんが、地域の環境や文化的財産の大切さを認識し、それをグローバルな活動のもとで展開しようと関心を寄せてくださったことに感謝します。グリーンマップをつくることは決して簡単なことではありませんが、あらゆる点でこのマップをつくることは地域にとって大いに価値があると思います。歴史のある街でのマップづくりが素晴らしいプロジェクトに進展することを期待しています」

 

Hakodate Slow Map / node0138プロジェクト

email>>yw@slowmap.org